4月16日(土)、いよいよ、2年ぶりに私たちの演奏会を開催できることとなった。
コロナ禍の中、この先どうなるかわからず、演奏会の予定とにらめっこ。
準備は進めておこうと、何度も話し合いながら進めては、結果やむなく中止の判断をする、なんていうことを何度通り過ぎただろうか。
まだまだ、完全に誰もが自由を許されたわけでもないし、
メンバーの中には、医療の最前線で働いているため、活動に参加できない者もいる。
できること、できないことを考えながら、
自分たちに「今できることは何か」を問いながら、ここまでたどり着いた。
練習にあてる時間はほとんどなかった。
音程もリズムも、長くつきあってきた曲でさえも、
アンサンブルとなると、お互いの音がはまらないジレンマを毎回感じてしまう。
だけど、
「残された時間で何ができるか」をミッションにして、
一人一人が練習には全集中。
本番が近づけば近づくほど、合わせる時間がどれほど大切かを痛感し、
意識が高まるほど、まとまりも出てくる。
もともと、得意も不得意もある十数人のメンバーの複雑な気持ちで発する音。
それを、一番前で指揮を振りながら全身で受け止めておられる先生。
どれだけ不安かしれないけれど。
だけど、先生のご指導により、ところどころで意識を変えて合奏された音は
見違えるように変化して聴こえる。
先生も、メンバーも一緒に音楽を作っているんだな~と感じる瞬間。
さあ、 本番まで、自分たちがどこまで変化できるか挑戦しよう!
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