~ ラ・プリマヴェーラ 2022 ~
三年ぶりの単独演奏会「ラ・プリマヴェーラ」を、盛会のうちに終えることができました。
色んな思いが巡りつつ、改めて、機会をくださった関係者の皆さま、ご来場くださった方々、ここまで導いてくださった先生、最後まで音楽をやりぬいたメンバーに、心より感謝の気持ちでいっぱいです。本当に素晴らしい1日を、ありがとうございました。
当日のことを、改めて振り返ってみます。
中庭のオープンスペースでの演奏会、その日は少し肌寒くて。
本番といえども、私たちにはほとんど時間がなかった。コロナで練習場が使えず、実質まともに練習ができたのは、3月からの週1回×4~5回くらい。
演奏曲は全10曲、プラス小編成(四重奏)が3組分。
演奏会の持ち時間は休憩挟んで約60分。
1年以上付き合ってきた曲たちとはいえ。。。
朝からの練習、昼からのリハーサル、最後の気合で乗り切りました。
リハーサルって、不思議なもので、
練習につぐ練習で、心も身体もアイドリングできているから、
一番良い状態になりやすいのかも。
全集中して取り組んだリハの仕上がりは、ほどよく満足できるものだった。
これなら、本番がんばれそう!
そう感じた人も、多かったはず。
そして、覚悟を決めて臨む本番!
とてもとてもありがたいことに、立ち見が出るほどのお客さん。
通りすがりの方も大勢いたはず。
MCをする緊張感もありながら、仲間の合図と音に全集中!
周りに反響して響きふくらむ音に酔いしれながら、聴き入ってくださっている
人たちがいる、そのことが私たちを一つにしてくれていたように感じた。
そして、2曲目から先生に登場いただき、
指揮に導かれながらの演奏スタート。先生は、冷静で厳しい。音楽的には、素人の私たちにかなり譲歩してくださっているだろうけれど、フルート奏者の目線で、全体を見てくださる。自分ごととして、私たちの行く末をいつも気にかけ、アドバイスをくださる。
厳しいけれど、丁寧で、誰よりもやさしい。
先生の指揮に導かれながら、
外でのコンサートはいつも、ハプニングがつきもので。
対策をしていても、
意地悪な風が、楽譜やマイク置きを吹き飛ばしたり、
思わぬ寒さで手がかじかんだり、楽器が冷えたり、
太陽がまぶしかったり。
だけど、
それでも本番やりきって。
どんなハプニングも、乗り切ってみせた私たち。
色んな冷や汗も、緊張も、戸惑いも、
やりきったという事実に包み込まれて。
それぞれの中で、昇華されていった気がした。
会場に用意したホワイトボード、
今年は、それぞれがメッセージを書いて貼り付けることにした。
「自己紹介と、会場に来てくださる皆さんへのメッセージ」
思い思いの表現と書き方でつづられたカードには、
沢山の「感謝」の言葉があった。
演奏会ができることへの感謝。
聴きにきてくださる方への感謝。
音楽を楽しんでほしい。
自分達が楽しんでいることを伝えたい。
そんな想いで、音楽をしていることを、改めて知ることができた。
本当は、本番を終えた後の、おいしいお酒を皆で愉しみたかったけれど、
今年度は、メンバー発案の「茶話会」。
お菓子とコーヒーとお茶で、簡単なお疲れさま会。
まだ、仕事の関係で練習に復帰できずに、裏方で参加してくれたメンバーもいて。
改めて、誰が欠けても、この本番はなかったと感じた1日。
そしてまた、
これからソフィオとして、一歩一歩進んでいけますように。
最高の1日を終えられたこと、ただただ、
「感謝」します。
本当に、ありがとうございました。
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